
日本のゴルフを、誰もが気軽に楽しめるスポーツに変えたい---。 そんな志を持ったゴルフダイジェスト・オンライン(GDO)社は、ネットにおけるゴルフ分野の圧倒的存在になった。元東芝社長、第二代経団連会長の石坂泰三氏を祖父に持つ石坂信也社長が、起業の経緯、GDOの目指す場所、トライシクルモデルの全貌、ネットにおける"情報武装"の重要性、三菱商事でのサラリーマン時代、祖父・石坂泰三氏のことなどを余すところなく語った、約90分のロングインタビューです。 ネットだからできる、圧倒的な情報武装 パスファインダーシリーズに登場する各企業は、まだ創業10年にも満たないところが大半です。にも関わらず、それぞれのカテゴリで「キラーウェブ」(特定分野に関して、他の追随を許さないトップサイト)たりえるのは、いったいなぜなんだろうか・・・。 そんな単純な疑問から、本シリーズはスタートしたのですが、各社長に話を聞くと、それぞれ明快な理由が返ってきます。 ゴルフ分野で圧倒的No.1。スポーツ分野全体を見渡しても、単独スポーツでNo.1サイト。そんなゴルフダイジェスト・オンラインに関して、私はひとつ大きな勘違いをしていました。それは、老舗雑誌「ゴルフダイジェスト」のイメージから、雑誌の情報をオンラインでも流す程度のものを想像していたのです。 インタビューが進むにつれてわかってきたのは、同社の戦略はそんなありきたりのクロスメディアではなく、ネットの特性を十二分に活かした情報武装だということです。それが、月間約1億2千万PV、ユーザーの平均滞在時間約21分という、単独スポーツではダントツのキラーウェブになった理由です。 GDOの「トライシクルモデル」を土台にした情報武装戦略とは、いったいどんなものなのか? ネットの特性とは何なのか? それを活かすためには何が必要なのか? ここをしっかりと学ぶことで、特定のニッチな分野に強みを持つすべての企業が勝ち残るためのエッセンスを身につけることができるでしょう。 ネットの特性を理解しているか ネットの活用は、すべての企業にとって例外なく必要性が生じてきます。しかし、当然のことながら、そのすべてがうまくいくとは限りません。一見、同じように見えるサイトでも、うまくいくところもあれば失敗するところもある。その差は何なのか? 要素はさまざまありますが、私がこれまで見てきた数多くの企業のネット活用事例を検証すると、成否を分ける第一の要素は、ネットの特性を理解しているかどうかです。 既存メディアの影響力が少なくなってきている今、ますます重要視されるのが効果的なクロスメディアです。さまざまな媒体を連携させて、広告効果を最大化することが目的ですが、その際は、各媒体の特性を理解していないと、効果的な連携ができないのはいうまでもありません。 GDOのトライシクルモデルを知るにつれて、ネットの特性とは何なのかがはっきりと理解でき、効果的なクロスメディアのあり方も、イメージできるようになってきます。 GDOのもうひとつの強み トップ企業の社長と共有する時間は、いつも楽しく、刺激的で、たくさんの気づきを与えてくれます。しかし、「ひょっとしたら、将来日本の経済を背負って立つ人物になるかもしれない」と感じたのは、石坂信也氏をおいて他にいません。そんな器の大きさを感じさせます。 ハーバードビジネススクールでMBAを取得したエリート。第二代経団連会長で、財界総理といわれた石坂泰三氏を祖父に持つサラブレッド。しかしその実体は、非常に気さくなスポーツマン。そんな石坂氏こそが、GDOのもうひとつの強みといってもいいでしょう。 このインタビューでは、大学卒業後に入った三菱商事での経験、そこで出会ったすばらしい上司、ハーバード留学時に書いたビジネスモデル、GDO起業の経緯、そして、祖父・石坂泰三氏からもらった座右の言葉、GDOがこれから目指すものなど、ざっくばらんに語っていただきました。
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